【フリーランスへの道】ドローン業界で食べていく!

【フリーランスへの道】ドローン業界で食べていく!

航空法の勉強、8の字飛行、機体の点検、ATTIモードの緊急着陸…
スクールでいくつもの壁にぶちあたり、それを乗り越えるチャレンジをしてるときは、「なんかすごい頑張ってる!」という希望で満たされた自分。
でもいざ技能認定書証明書を手にすると、こんどは新たな悩みが…。

「あれ、次に何をやったらいいんだっけ?」

今回はそんな進路面で「迷子みたいな状態」になってしまった皆さんにとって、少しでも参考になれば何より!
二等無人航空機操縦士の技能認定を取得したての私(田中)が、少しでもフリーランスを目指す皆さんの代弁者になればと思い、現場の一線で活躍する下川さんに素朴な質問をぶつけ、アドバイスをいただきました。

◎インタビュアー:田中/2025年4月にK.S.ドローンカレッジで二等無人航空機操縦士の技能認定を取得し、ドローン業界で食べていくことを目指して奮闘中。
◎ご協力いただいた方:下川さん/ドローンスクールの講師や空撮パイロットとして現場に立ちながら、現場のリアルな体験から得た教訓と気づきを活かし、ドローン業界に興味を持つ方や、国家資格を取得後の進路に悩む方に向けた伴走型のサポート(個別相談・チャット支援・現場体験の提供)を行っている。

悩みを一人で抱え込んでいても、時間だけが過ぎていく

国家資格を取得するメリット
不安を一緒になくそう

【田中】
フリーランスを目指す方からは、どんな不安を打ち明けられることが多いんですか?

【下川】
特に独立を考えているタイプの方は、「案件の探し方がわからない」「どこにどうやって営業すればいいの?」「どこで現場の経験を積めばいいの?」「実績がなくて自信が持てない」といった不安に直面しているケースが多いですね。
かつて未経験からこの業界に飛び込んだ僕自身もそうだったんですが、資格を取った後って、いきなり個人で仕事を取っていく世界に放り出される感覚があるんです。
そうなったときに、持っている情報量が圧倒的に少ない自分一人で不安を抱え込んでいると、せっかく資格を取ったのに「はじめの一歩」が踏み出せず、気がつけば時間だけが過ぎてしまうんです。
お客様がいなくても、ドローン実務の実績がなくても、はじめられることって意外と多いですし、経験がある人の少しのサポートや伴走があるだけで、次にやるべき行動が見えやすくなるんですよ。
いきなり自分一人で頑張ろうとせず、何もわからないからこそ、人に頼ることも選択肢に加えていい。
そう思えるどうかが、迷子の状態から抜け出せるかの分かれ道になると思います。

国家資格を持っていることは、確実に「信用の証」になる

国家資格を取得するメリット
信頼の証

【田中】
「事前にしかるべき申請をすれば、資格がなくてもドローンは飛ばせる」みたいな情報をネットで見ちゃうと、「国家資格の勉強って本当に必要なものだったのかな?」と思うこともあるんですけど。

【下川】
とんでもない!営業シーンでは間違いなく信頼の土台になっています。
特に組織として運営している企業や自治体とやりとりしている限りでは、「国家資格を保有しているか?」が条件になるケースも多く、技能証明書が名刺代わりというか、「信用の証」のような役割を果たしたシーンが数えきれないほどありました。
例えば自治体の入札案件(複数の業者から見積もりをもらって業務を委託する案件)では国家資格の保有が参加条件になることがありますし、民間企業からの空撮案件の相談のときにも「資格ありますか?」って確認されるケースが多いです。
もちろん資格を取ったからといって、すぐに向こうから仕事が舞い込んでくるわけではありません。
しかし営業シーンにおいては、「選ばれる側」に回るための最低ラインをクリアできるのは大きなメリットです。
皆さんもスクールで学んでわかったと思いますが、航空法や運行のリスク管理、機体の構造など、ドローンを安全に飛ばすための知識がなければ学科試験でも合格をもらえません。
だからこそ営業先の担当者には、「国土交通省から認められているこの人になら、ドローンの操縦技術だけでなく、安全面も含めて任せられる」と思ってもらえるんじゃないかと思います。

最初は一つでも「自分はこれが得意」という分野をつくること

国家資格を取得するメリット
自身の得意分野+武器を作ろう

【田中】
フリーランスとして活躍するためには、スクールや独学でどんな知識や技術を身につけた方がいいですか?

【下川】
フリーランスとして仕事を獲得するためには、ドローンを飛ばせるだけでは正直足りません。
依頼側からすると、「撮って終わり」ではなく、「目的に合った成果物」が欲しいんです。
例えば空撮の場合、今は映像の編集込みで依頼されるケースがほとんどで、カット編集やテロップ、BGM、ナレーションなど、納品できるレベルに仕上げられるスキルは単価にも直結します。
また依頼主によって、映像の目的も撮り方も異なります。
建設現場なら工事の進捗がわかる撮影を、農薬散布なら少しでも効率的な作業を、不動産ならエンドユーザーを魅了する見せ方を…といったように、各業界の現場に対する理解を深める勉強も大切です。
とはいっても、最初から全部できる人なんていませんから、まずは何か一つの分野に絞り、そこから少しずつ広げていけば、確実に次につながっていくと思います。

やれることの見える化×ターゲットのリサーチ×現場経験の積み重ねを

国家資格を取得するメリット
リサーチ×現場経験の積み重ね

【田中】
国家資格を取った後、「やった方がいい」ということをアドバイスしていただけますか?

【下川】
国家資格を持っているだけで、ドローンの仕事が向こうからやってくるわけではありません。
だからこそ僕は、3つの「やった方がいいこと」を皆さんに伝えています。

1つ目は「周囲への発信」です。
「自分なりに撮った映像をSNSにアップする」「国家資格保有をプロフィールに記載する」など、自分がやれることを発信する姿勢が仕事の入口になるんです。
この発信がきっかけとなり、友人から撮影依頼が来るケースも少なくありません。

2つ目は「業界・地域のリサーチ」です。
建設や農業、不動産、自治体など、ドローンはさまざまな業界で使われています。
だから自分の地元や興味のある分野に焦点を当て、ドローンが使われる場面を探しておくだけでも営業活動がスムーズになります。

3つ目は「まず現場に立つ」です。
実績がないからといって動かずにいると、時間だけが過ぎてしまいます。
例えば友人の結婚式や地域のイベント、地元企業のPR、農業の空撮など、最初は無償でもいいので現場経験を積むことが大切。
どんな小さな現場でもいいので、飛行計画を立てる、撮影をする、編集して納品する。
これを繰り返すだけでも経験値は積みあがり、「実績ゼロ」が「小さな実績」となり、次の扉が開きます。

無償でも「やってみたい」と手を挙げれば、案外とチャンスはやってくる

国家資格を取得するメリット
チャンスは突然やってくる

【田中】
経験値ゼロの人は、どんな行動をしていけば現場経験を積むチャンスがやってきますか?

【下川】
これは多くの方がぶつかる最初の壁ですよね。
僕自身やまわりの仲間たちもそうでしたが、最初の一歩をどのように踏み出すかで、その後のキャリアは大きく変わっていきました。

まずはアシスタントや同行で現場の空気を知ること。
経験豊富な方にお願いして、ドローン実務の現場に同行させてもらうのも非常に良いです。
自分で操縦しなくても、飛行準備から周囲対応、納品までの流れを通しで学べるのは大きな財産となります。
最近はSNSでつながった人と一緒に現場に行くケースも多いです。

またプロフィールやポートフォリオを整えておくのも有効です。
例えば自己紹介ページやSNSのプロフィールに、「ドローン国家資格あり/映像制作対応可」と明記したり、簡単な自己紹介PR動画や過去の練習映像をまとめたポートフォリオを用意したり、LINEやインスタ、YouTubeなどで活動を発信してみたりと、こうした準備をしておくだけでも声をかけてもらえる確率がグンとアップします。
準備もそうですが、経験がないうちは「仕事に対する覚悟がある」と伝えることが大切です。

スクール仲間とのつながりから仕事が発生したケースも

国家資格を取得するメリット
仕事が発生したケースも!

【田中】
これまで下川さんがスクール講師や伴走型サポートをする中で、どういった仕事の獲得事例がありましたか?

【下川】
まずはスクールで知り合った仲間との縁から生まれた仕事ですね。
卒業後も連絡を取り続けるうちに、「こんな案件があるけど一緒にやらない?」と声がかかった方の話はよく聞きます。
自力では取れないような案件も携わることができて、「チームで動く」という選択肢が広がった事例ではないでしょうか。

また私が運営する業界初心者向けの伴走型サービスを活用し、最初はプロの撮影に現場同行という形で実務経験を積み、数ヶ月後には自力で単独案件をもらえるまでに成長した方もいました。

営業意欲が旺盛な方の中には、卒業後すぐに地元の工務店や観光施設にアプローチし、「空撮でPR映像をつくりませんか?」と提案し、数社から受注したケースも。
実績がなくとも、「地元出身」「国家資格保有」「サンプル映像あり」が受注のフックになった好事例です。

案件は「落ちているもの」というよりも、「自分で拾いにいくもの」という考え方でいれば、自ずと行動も結果も変わってくると思います。

K.S.ドローンカレッジの良さは、資格を取った「その後」に寄り添ってくれること

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【田中】
下川さんの目から見て、フリーランスを目指す人におススメしたい「K.S.ドローンカレッジ」の魅力ってなんですか?

【下川】
K.S.ドローンカレッジの強みは、国家資格を取ってからのサポートの厚さだと思います。
多くのスクールは講習や試験対策をしたら一旦終了するんですけど、これからドローン業界で食べていこうと思っている方からすると、本当に悩むのは技能認定書証明書を手にしてからなんですよね。
その点、卒業後の進路を一緒に考えてくれて、希望すれば「仕事として動き出すところ」まで継続的に個別サポートしてくれるのは良いと思います。

また講師は現役プレイヤーだからこそ、リアルなアドバイスをもらえるのも大きいです。
機体や法律の知識だけでなく、「実際の現場で何が求められるか」「どのように営業すればいいか」といったリアルな目線の話が聞けるので、これからドローン業界という大海原に飛び込んでいく皆さんにとっては安心感があるのではないかと。

まとめ

いかがでしたか?
今回のインタビューで下川さんがおっしゃっていた内容は、フリーランスを志す方々にとって、本当にイメージがしやすく、今後に向けて心強い「指南書」になるような話だったのではないでしょうか。

ちなみに下川さんは、K.S.ドローンカレッジの講師も務めており、ご自身で運営する業界初心者向け伴走サービス「トライくん」とスクールの連携強化に取り組んでいるとのこと。
同スクールを卒業したての私も、フリーランスとして自立するためにいろいろと相談をしようと思いました。

では皆さん、今回のお話は以上ということで。
空の産業革命はこれからが本番。
可能性あふれるドローン業界の仕事を一緒に盛り上げていきましょう!

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