
ドローンによる空撮や映像編集のスキルがあるのに、
「納期が遅れてしまう」「クライアントから急ぎ対応を求められる」といった悩みを抱えていませんか?
納期はクオリティと同じくらい、信頼を左右する重要な要素です。
このコラムでは、納期トラブルの原因と、初心者でも実践できる納期管理のステップ、
さらに使える例文3つを紹介します。
最後にはトライくんによるサポート案内もありますので、ぜひご覧ください。
なぜ納期管理で案件が止まるのか?
映像・ドローン制作では、撮影・編集・チェック・納品と多くの工程があります。
この中で納期トラブルが起きると、次のような影響が出ます。
- クライアントの信頼を失う
- 継続案件につながらない
- 単発案件で終わってしまう
具体的には次のような原因が多いです。
① 準備が遅い
撮影機材の準備、ロケハン、許可申請など、前段階のタスクが後ろ倒しになると、
そのまま全体のスケジュールにしわ寄せが来てしまいます。
② 進捗が見えない
「いまどこまで終わっているのか」「いつ編集が終わるのか」が自分でも把握できていないと、
気づいたら納期直前…という状況になりやすくなります。
③ 想定外の修正・撮り直しで時間がかかる
クライアントからの追加要望や、天候不良による撮り直しなど、
映像制作には予想外がつきものです。
ここを見込まずにスケジュールを組むと、すぐに納期が苦しくなってしまいます。
技術力が高くても、「納期管理」が甘いとビジネスとしては評価されにくいのが映像・ドローン案件の特徴です。
スムーズに納期を守るための5つのステップ
以下の5ステップを実践すれば、納期遅れのリスクを大きく減らせます。
ステップ1:納品日から逆算してカレンダーを作る
まず「納品日」を決め、それを起点に各工程の締切を逆算していきます。
- 撮影日
- 粗編集(仮編集)の完了日
- クライアントチェックの期限
- 修正対応の期限
- 最終納品日
このように分解し、カレンダーやタスク管理ツールに落とし込んでおくことで、
自分の進捗が常に見える状態になります。
ステップ2:クライアントと【仮カレンダー】を共有する
制作前に「この日までに素材をいただけると安心です」「編集は○日〜○日に行います」など、
仮スケジュールを提示し、納期への認識を合わせておきましょう。
このひと手間だけで、「思っていたより遅い」「そんなに時間がかかるとは思わなかった」といったすれ違いが大きく減ります。
ステップ3:撮影日〜編集開始までの準備工程を短くする
実は、撮影・編集そのものよりも、準備段階で時間がかかっているケースが多いです。
- 撮影場所の確認・ロケハン
- 飛行許可・施設への事前連絡
- 絵コンテ・構成案のすり合わせ
テンプレート化・チェックリスト化しておくことで、毎回ゼロから考えずに済み、全体の納期が楽になります。
ステップ4:進行状況を定期的に報告する
「編集開始しました」「仮編集が終わりました」など、
一言でもいいので途中経過を報告しておくと、クライアントは安心します。
進捗報告があると、クライアント側も「ここで要望を伝えておこう」とタイミングを合わせやすくなるため、
後半で大きな修正が入るリスクも下がります。
ステップ5:想定外に備えて予備日を必ず作る
撮影変更・天候不良・素材トラブルなど、映像制作には変数が多く存在します。
そのため、スケジュールには必ず「予備日」を組み込みましょう。
何も起こらなければ早め納品というポジティブな結果になりますし、トラブルが起きても慌てずに済みます。
実際に使える「納期調整・進捗報告」メール例文3選
以下は、ドローン・映像クリエイター向けに調整した例文です。状況に応じて活用してください。
【例文①】仮スケジュール提示メール
件名:撮影~納品スケジュールのご確認(○○様)
○○株式会社 ○○様
いつもお世話になっております。○○(屋号/氏名)です。
本プロジェクトの撮影から納品に関するスケジュール案を作成しましたので、ご確認をお願いいたします。
■撮影予定日:○月○日
■編集開始:○月○日〜
■初稿提出:○月○日
■修正期間:○月○日〜○月○日
■納品(最終データ):○月○日
ご都合や素材準備の状況によっては調整可能ですので、
ご希望・ご懸念点がありましたら、お気軽にお知らせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
――――――
○○ ○○
TEL:○○
ポートフォリオ:URL
【例文②】進行報告メール
件名:編集作業開始のお知らせ(○○様)
○○株式会社 ○○様
お世話になっております。○○です。
本日より編集作業に入りましたのでご報告いたします。
・撮影素材は全て確認済みです
・仮編集(カット+音声調整)は○月○日までに完了予定です
・次回のご連絡は仮編集提出時となります
何か素材に関してご追加・ご変更がございましたら、
お早めにご連絡いただけると助かります。
引き続きよろしくお願いいたします。
――――――
○○ ○○
【例文③】納品前の最終確認メール
件名:最終納品日とご確認のお願い(○○様)
○○株式会社 ○○様
お世話になっております。○○です。
納品予定日(○月○日)に向けて最終チェック段階に入っております。
以下をご確認いただけますと、スムーズに納品が可能です。
■最終素材のご提出:○月○日まで
■修正対応の最終受付:○月○日まで
■納品データ形式:4K mp4/30fps など
何かご懸念点や修正のご希望がございましたら、
○月○日までにご連絡いただければ対応可能です。
納品まで引き続きよろしくお願いいたします。
――――――
○○ ○○
納期を守れる人ほど「選ばれるクリエイター」になる
技術、機材、表現…すべて揃っていても、納期に遅れが出るとクライアントの信頼を失い、次がなくなってしまいます。
逆に、納期を守りつつ質も出せる人こそ、継続案件・紹介・単価アップのチャンスを掴んでいます。
とはいえ、
- どう管理したらいいか分からない
- 一人で全部回せる気がしない
- 毎回ギリギリになってしまう
という悩みを持つ方も多いはずです。そんな時は、伴走型支援トライくんをうまく頼ってみてください。
トライくんで納期も案件も仕組み化しよう
トライくんでは、
- 撮影~納品までのスケジュール設計
- 納期テンプレート・チェックリストの共有
- クライアントへの進行報告の文面作成
- 実案件にともなう納期管理の個別相談
など、初心者からでも安心して案件を回せる体制を整えています。
「納期がいつもギリギリになる」「クライアントから急ぎ依頼が来るたびに焦る」…
そんな状況を変えたい方は、ぜひ一度トライくんのサポートを活用してみてください。
まとめ:納期管理も「スキル」のひとつ
ドローン・映像クリエイターとして成果を出し続けるには、
「技術」×「信頼」×「納期管理」が不可欠です。
今日紹介したステップ+例文を活用し、まずは1本、納期をしっかり守る実践から始めてみましょう。
そして、もし「自分だけでは回せない…」と感じたなら、トライくんと一緒に仕組みを作っていきましょう。
